カメレオンの飼育と餌の与え方

のびんりした動きに可愛いお手々…

 

不思議もいっぱい、魅力もいっぱいのカメレオン!

 

飼育は難しいと言われていますが、カメレオンを飼育している方は結構多いです。

 

今回はカメレオンに飼育に関してまとめていきます!

夜露死苦ツ!!

 

カメレオンの種類

カメレオンは種類が多く、近年で新種が発見されたりもしています。

 

今回は比較的飼育しやすい種類や、入手が難しくない種類をご紹介します!

 

・エボシカメレオン(イエメン)

日本で最も多く飼育されている種類ではないでしょうか?

 

最大全長はオスで65cm、メスで45cmです。

 

比較的身体も丈夫で、果物を食べる個体もいます。

 

 

・ジャクソンカメレオン(ケニア、タンザニア)

角!とにかく角がいかしてます!

 

15~30cm位の全長で、メスは角が発達していない個体が多いです。

 

 

・パンサーカメレオン(マダガスカル)

パンサーカメレオンは色彩が豊かで人気が高いです。

 

画像は赤が強い個体ですが、品種によっては緑がかった青や、白が強い個体もいます。

 

 

・パーソンカメレオン(マダガスカル)

最重量のカメレオンです。

 

ただし全長は45~60cm程で、最大種ではありません。

 

ずっしりタイプです。

 

 

・ラテラリスカメレオン(マダガスカル)

カーペットカメレオンの名で知られています。

 

カーペットの様に鮮やかな柄をしています!

 

全長は17~25cm。

 

比較的飼育しやすい種類です。

 

 

・ウスタレカメレオン(マダガスカル)

最大のカメレオンで、別名ジャイアントカメレオンと呼ばれています。

 

身体も丈夫、温厚な性格です。

 

他のカメレオンと比べると体色が地味と言われがちですが、

大きさや飼育のしやすさから見ると魅力的なカメレオンです。

 

飼育環境と必要機材

カメレオンの飼育が難しいと言われているのは、その環境作りにあると思います。

 

神経質で臆病なカメレオンの飼育環境を整えることは容易ではありません。

 

ちょっとしたことが拒食に繋がるので、温度管理や風通しなど、気を使ってあげましょう!

 

温度

ケージ内に温度勾配を作り、高温部は25℃前後、低温部は20℃前後にしましょう。

 

また夜間は18~20℃に下げます。

 

ケージ内の温度が高過ぎると拒食してしまうことが多いので気を付けましょう。

 

湿度

カメレオンは多湿を好むので、ケージ内の湿度は80%前後が望ましいです。

 

毎日霧吹きを欠かさず、必要があれば加湿器などを使いましょう。

 

ただし、通気性を良くしておく必要があります!

 

通気性が悪いと体調を崩したり、それが元となって拒食に繋がりかねません。

↑温度計・湿度計を完備しましょうヽ(*´∀`)ノ

 

ライト

・UVBライト

昼行性の爬虫類なのでUVBライトが必要になります。

UVBライトとは、熱を発さず、紫外線を照射するライトです。

 

紫外線を浴びないと、脱皮不全や体調不良に陥る可能性があります。

 

・保温球

ケージ内を温める為のライトです。

色々な種類があります。

 

カメレオンは高温を必要としないので、W数が弱めのものや、集光型の方がオススメです。

 

ケージ内に温度勾配を作ることを意識して取り付けましょう!

 

飼育する環境にもよりますので、温度計を確認しながらベストなW数を決めていくと良いと思います。

 

・バスキングライト

バスキングライトとは、ケージ内に局所的に高温の場所を作る為のライトです。

 

昼行性の爬虫類は、このバスキングライトを利用して身体を温め、消化を促します。

 

ケージ内の広域を温める保温球とは用途が異なります。

 

UVBライトとバスキングライトの2つを合わせることにより、人工的に簡易な太陽を作り出すイメージです。

 

高温が苦手なカメレオンに、バスキングライトはあまり必要無いと思います。

 

どうしても消化不良になる、保温球ではケージの温度が上がらない、生体に対してケージがものすごく広い、

といった場合にはバスキングライトの使用を検討してみるのも有りです。

 

どのライトも、取り付ける際はなるべくケージの外側から取り付けましょう。

 

生体が火傷を負うリスクを回避する為です。

↑こういった器具があります。

 

ケージの上部に直接置いて使用できます。

 

ケージ

カメレオンは樹上棲なので、ある程度高さのあるケージにしましょう。

 

前提として、ケージは大きければ大きい程良いです。

 

また、ケージの側面をメッシュや網に変えられる物を選びましょう。

 

ケースバイケースやトップテラ等のガラスケージは側面のガラスをメッシュに変えられます。

 

通気性と採光性に優れたケージが望ましいです。

 

水入れ

カメレオンは動いている水でないと、認識できません。

 

したがって水入れをケージ内に設置する必要はありません。

 

給水に関しては、後述の水の与え方の項目で説明します。

 

流木

基本的に木の上を移動するので、何本か流木を入れてあげると良いです。

 

↑こちらのジャングルバインは中の針金で自在に曲げられます。

結束バンド等を用いて、ケージ上部から吊るせるので立体的なレイアウトが容易です。

 

ケージ内に観葉植物を入れてあげると、シェルターや日除けにできてなお良しです!

床材

・ヤシガラ

ヤシガラは吸水性に優れ、ケージ内の湿度を保つのに最適です。

 

使用後は燃えるゴミとして廃棄出来るので処理も簡単です。

 

・ペットシーツ

ペットシーツは保湿性はありませんが、床材の誤飲の心配が少なく、掃除も簡単です。

 

カメレオンの場合は滅多に起こらないとは思いますが、万が一ペットシーツの中身を誤飲してしまった場合、

胃腸の中で水分を含んで詰まり、生体に命の危険が及ぶことがあります。

 

他にもキッチンペーパーや人工芝など、床材は好みで決めて問題ありません。

 

またカメレオンはほとんどレイアウトした流木の上などで過ごすので、床材は必ずしも必要という訳ではありません。

 

日々の世話

日々のお世話を通して、生体の健康チェックも行いましょう!

 

カメレオンは神経質な個体が多く、ストレスにとても弱いです。

 

このストレスとは、温度や湿度といった環境であったり、単に構いすぎであったりします。

 

ストレスを感じている時のサインを見逃さないよう気を配りましょう!

 

餌の種類

基本的には虫を与えます。

・コオロギ

↑ヨーロッパイエコオロギ

↑フタホシコオロギ

 

ヨーロッパイエコオロギに比べ、フタホシコオロギの方がやや攻撃的です。

 

与える際は生体に噛み付く恐れがあるので要注意!

 

噛まれたことが原因で恐怖を覚え、拒食に繋がることがあります。

 

基本的には生きている虫(活き餌)を与えますが、乾燥タイプや缶詰タイプもあります。

 

乾燥・缶詰タイプは、食いつきに個体差があります。

 

コオロギは餌切れ・水切れに弱く、尚且つ共食いをします。

 

きちんと管理しないと、購入したうちの半数程は生体のお腹に入ることなく死滅してしまいます…

 

そして成長が早いので、小型カメレオンのベビーに与える場合はコオロギが大きくなり過ぎていないか注意しましょう。

 

・デュビア(アルゼンチンフォレストローチ)

↑要はゴキブリです(´▽`)

 

コオロギと違い、共食いはほとんどしません。

 

飲まず食わずでもかなり生きるのと、成長が遅いので、ストックが楽です。

 

ツルツルした面は登れないこともあり、扱いやすいです。

 

ネックは見た目でしょうか…

 

・シルクワーム

こちらは蚕の幼虫です。

 

栄養と水分が豊富ですが、高カロリーではないので与え過ぎて問題になることはありません。

 

注意点は成長スピードが早いこと、餌切れに極端に弱いことです。

 

シルクメイトとという人工餌で飼育できます。

 

・ハニーワーム

こちらも栄養がかなり豊富です。

 

与え過ぎると肥満や栄養過多につながるので注意!

 

他にもミルワーム等あります。

 

ミルワームは栄養素が少ないと聞くので、特に紹介しませんが上記2種類のワームより安価です。

 

餌の量と頻度

生後1年くらいまでは、毎日食べるだけ与えます。

 

生後1年を過ぎたら、徐々に餌の回数を減らしていき、2~3日に一度のペースにします。

 

餌のサイズは、カメレオンの頭の3分の1程の大きさが適しています。

 

餌を食べない時

もし餌を食べなくなったら、まず原因を考えましょう!

 

・拒食に繋がりうるストレスの例

温度や湿度は適正か?

ケージの通気性は確保できているか?

多頭飼育の場合、、他の生体に怯えていないか?

などなど。

 

他にも、脱皮前、発情期・繁殖期、同じ餌に飽きたなども原因になります。

 

脱皮前や発情期・繁殖期に食欲が落ちるのは自然なことなので、心配いりません。

 

特に思い当たる原因が無いのであれば同じ餌に飽きている可能性もあるので、違う餌を与えてみましょう。

 

サプリメント

カルシウムが不足するとクル病を患うおそれがあります。

 

また、飼育下では自然界にくらべ太陽光を浴びる機会が少なく、ビタミンD不足になりがちです。

 

UVBライトと太陽光ではどうしても差が出てしまうのです…(´`)

 

そこで、餌にまぶしてカルシウムやビタミンDを摂取させます!

↑こちらはビタミンD3配合のカルシウム剤

 

様々なメーカーから販売されていて、カルシウム単体、ビタミン単体の物もあります。

 

ただし、ビタミンD3は過剰摂取すると血管が詰まり最悪死に至ります。

 

元々バランス良く配合されている物の方が扱いやすいと思います。

 

水の与え方

カメレオンは水入れの中の水は認識できません。

 

ドリッパーやウォーターフォールが便利です。

↑ドリッパーが一番お手軽です(´▽`)

使用の際、密閉してしまうと水が出てこないので、蓋は乗せる程度にしましょう。

 

中の水が無くなるまでポタポタと流れるので、下に水受けを置きましょう。

 

水受けのタッパーなどがセットで売られているものもあります。

 

↑木を模したウッドスタイルの物もあります。

見た目も良くレイアウトとしても使えますが、中で水が循環する装置なのでこまめに掃除する必要があります。

 

霧吹きやスポイトから直接飲んでくれるカメレオンもいますが、個体差があります。

 

また給餌の際などに、舌の伸びが良くないと感じたら、水分不足に陥っている可能性があります。

 

掃除の仕方

カメレオンは床材を荒らしたりすることがほぼ無いので、掃除は楽です。

 

排泄物の処理、ドリッパーから落ちた水を捨てる、くらいでしょうか…

 

レイアウト用品やケージ全体を消毒したい時は、煮沸消毒が基本となります。

 

ケージに熱いお湯をかける際は火傷にご注意ください!

↑爬虫類用の除菌・消臭剤もあります。

 

寄生中等を駆除することはできませんが、ケージ内に虫がわくのをある程度抑えられます。

 

※あくまでもケージやレイアウト用品に吹きかける物で、生体自体に直接かけないようにしてください。

 

飼育をする上での注意点

カメレオンはとにかくストレスに弱いです。

 

飼育環境の管理は徹底しましょう!

 

また臆病な個体が多いので、頭上に手をかざさない、大きな物音が常に聞こえるような場所にケージを置かない、

普段に比べ様子がおかしくないかこまめに観察する等、気を配りましょう。

 

体調管理のバロメーターは餌食いの善し悪し、目の動き(目を瞑っていることが多くないか?)等です。

 

またメスの場合、卵詰まりのリスクもあるのでしっかり観察しましょう。

 

まとめ

・重要なのは環境作り

・流水しか認識できない

・臆病で神経質な個体が多い

 

↑このポイントはしっかり抑えておきましょう!

 

習性や特徴を知っておけば、飼い始めて早々死なせてしまうなんてことも回避できます。

 

飼育は簡単ではない、だけど魅力的!!

 

少しでも皆様の参考になれば嬉しいです(*´∀`*)

大事に育ててね♥

ヨロイトカゲの飼育と餌の与え方

爬虫類イベント一覧2017~2018

関連記事

  1. ナイルモニターの生態と飼育

    野生の心を失わない暴れん坊のナイルモニター!性格は凶暴!特大サイズ!力も強い!とにかく悪くてそんなと…

  2. パンサーカメレオン

    魅力生態、豆知識等和名:パンサーカメレオン学名: Furcifer pardalis(Cuvier,…

  3. フトアゴヒゲトカゲの生態と魅力

    今回はフトアゴヒゲトカゲについて詳しく知る為に学名から魅力についてお話させて頂こうと思います!筆者も…

  4. インドシナウォータードラゴンの生態と飼育

    よく聞くけど実はあまり知らない...なんて方も多いインドシナウォータードラゴン。名前にド…

  5. フトアゴヒゲトカゲの餌とそのあげ方

    フトアゴヒゲトカゲの餌の種類フトアゴヒゲトカゲの餌の種類には、大きく分けて虫、野菜、練り餌や固形餌な…

  6. チャクワラ(トゲチャクワラ)の生態と飼育

    最近チャクワラに興味あるんだよね~なんて言っても爬虫類にあまり詳しくない方だとまずはじめにチャクワラ…

  7. エジプトトゲオアガマの生態と飼育

    特徴的な尾、美しい体色、ぷにぷにのお腹。そして何より渋い顔つきが可愛すぎるトゲオアガマ!たくさんの種…

  8. グリーンバシリスクの生態と飼育

    バシリスク。聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。まるで宇宙人のような…アニメの…

カテゴリー

PAGE TOP