樹上棲イグアナの飼育と餌の与え方

木の上に佇む姿がかっこいい樹上棲のトカゲ、憧れますよね(´▽`)

 

簡単とは言いませんが、ポイントを抑えておけばちゃんと飼育できます!

 

魅惑の爬虫類LIFEを送りましょう♪

それではLet’s Go!!

 

樹上棲イグアナの飼育 はじめに

樹上棲のイグアナにも様々な種類がいますが、基本的な飼育方法はほぼ同じです。

 

ここでは代表的な飼育方法と必要機材をご紹介します。

 

樹上棲のイグアナを飼育するにあたり、いくつかの心構えが必要となります。

 

それなりのスペースの確保、餌代、多少の怪我、電気代等です。

 

グリーンイグアナともなれば、最大全長は180cmにもなる大きさです。

 

筋肉の塊である尻尾の、テールアタックは強烈です!

 

攻撃的なトカゲではない(発情期除く)ですが、イグアナ側に悪気が無くても怪我をする恐れはあるということを理解しておきましょう。

爪も鋭いからね!

 

樹上棲イグアナの種類

樹上棲といっても、幼体(ベビー・ヤング)では樹上棲、成体(アダルト)では地上棲となる種類が多いです。

 

ただし、小型種は成体でも樹上棲傾向が強いです。

 

・トゲオイグアナ

名前の通り、尻尾がトゲトゲです。

大型種では100~150cmになります。

 

トゲオイグアナにも種類があるので、いくつかご紹介します!

 

・サンエステバントゲオイグアナ

全長100cm

カリフォルニア湾のサンエステバン島にのみ生息している、トギレトゲオイグアナの亜種です。

 

比較的温和な個体が多く、ハンドリングもしやすい人気種ですが、

流通量が少なく、高価です。

 

幼体時は緑色で、成体になると首元のみ黒くなり、他は白というカラーリングになります。

 

・スベノドトゲオイグアナ

全長35~40cm

やや小型のトゲオイグアナで、動きが非常に速いです。

 

メスは褐色、オスは暗褐色地に黒、青。黄色の斑紋が入ります。

 

昆虫類やピンクマウスを食べますが、成体になると植物食が強くなります。

 

・クシトゲオイグアナ

全長80cm、最大120cm

成体になった時、黄色が強く出る個体をバナナスパイニーテールと言います。

 

中でも、イエローファントムと名付けられている品種は全身が黄色くなり、とても美しい個体です!

 

バナナスパイニーテールイグアナの特徴は以下の通りです。

・成体時に黄色が強く出る

・性格が温和

・頭部の吻端に丸みがある

 

クシトゲオイグアナとバナナスパイニーテールイグアナは別種であるという見方も強いようです。

 

ちなみに幼体時は緑色をしています。

 

・グリーンイグアナ

最大全長180cm

いわずと知れたイグアナ代表格です!

 

迫力のある見た目ですが、性格は大人しく、飼い主を認識できると言われています。

 

ただし爪や歯が鋭く、特に発情期のオスに攻撃されると縫う程の怪我をします。

 

性質的には飼いやすい部類ですが、子供がいるご家庭での飼育はオススメできません。

 

・グリーンバジリスク

全長60~70cm

成長につれ体色が鮮やかになります。

 

尾が長く身体の半分以上を占めます。

 

オスは頭頂部から尾にかけて帆(クレスト)が発達していて、かっこいいです!

 

飼育環境と必要機材

上記の項目でご紹介したイグアナ達は、ほぼ同じ環境で飼育可能です。

 

元々日本に生息している生き物ではないので、健康でいてもらう為には飼育環境作りがとても大切です!

 

温度

イグアナが快適に過ごせる温度は以下の通りです。

昼間 28~35℃

夜間 25~28℃

バスキングスポット 40℃

 

20℃を下回らないよう注意しましょう。

 

またバスキングスポットとは、局所的に暖かい場所のことで、専用のライトを用いて人為的に作り出します。

 

爬虫類は変温動物なので、ケージ内に温度勾配を作ることで自ら体温調節できるようにしてあげましょう。

 

バスキングライト

バスキングスポットを作る為のライトです。

 

バスキングは、身体を温める、そしてそれにより消化を促すことが主な目的です。

 

消化不良に陥らないよう、必ず設置しましょう。

 

夜間は消灯して大丈夫です。

 

保温球

バスキングライトと混同されやすいのが保温球です。

 

保温球とは、ケージ内の温度を保つ為の物で、局所的に温めるバスキングライトとは用途が違います。

 

多頭飼育などで部屋ごと暖房一括管理の場合は不要ですが、そうでない場合は必須です。

↑こちらは爬虫類が目視しにくいとされる赤い光のライトです。

 

昼夜兼用なので、夜間冷え込む地域での飼育にはうってつけです♪

 

W数で悩まれる方も多いと思いますが、基本的にはケージの大きさによります。

 

ケージ内に温度計を設置し、暖まりきらないようであればW数をあげましょう。

 

UVライト

そして昼行性の爬虫類に必要不可欠なのが外線ライトです。

↑こちらは熱を発さず、紫外線を照射するライトです。

 

紫外線を浴びてビタミンD3を生成しないと、昼行性の爬虫類は不調に陥ります。

 

クル病を患う危険性を回避する為にも、昼間はしっかり照射してあげましょう。

 

上記3種のライトは様々なメーカーから多種多様な物が販売されています。

 

最近では、紫外線ライトとバスキングライトが1つになった商品があり、多くの爬虫類飼育者に愛用されています。

多少お値段は張りますが、ライトソケットやコンセントが1つ減るので便利です!

 

ライト関係の注意点

ケージ内部に取り付けると生体が火傷を負うリスクがあります。

 

また、大型のイグアナは力が強いので、ライトを割ってしまい、破片で怪我をする可能性もあります。

↑こういったドームソケットなどを使用し、なるべくケージの外側に取り付けましょう。

 

 

↑また紫外線ライト用にこういった幅広いタイプのソケットもあります。

 

サイズによって取り付けられるライトの数が増えます。

 

紫外線ライトの光を直視し続けると、失明の恐れがあります。

 

爬虫類も、眩しければライトを直視しようとはしないので、

ナチュラルライト等を一緒に取り付けてあげると更に良いです。

こちらは必須という程ではありません。

 

生体の様子を見て、必要があれば付けてあげましょう。

 

湿度

樹上棲イグアナに適した湿度は60%前後です。

 

小型、もしくは身体が小さいうちは、ケージに霧吹きで対応できると思います。

 

少し育ってきて、大きいケージや温室での飼育に移行したら、ケージ内に小型の加湿器を入れてあげましょう。

↑サイズ展開が沢山あるので、ケージの大きさに合わせて選びましょう。

↑こういったペットボトル式もあります。

 

↑こちらはforestaのミスト装置です。

 

タイマー付きで、セットした時間に自動でミストを出します。

 

細かいミストを広範囲に出すので便利ですが、1万円強のお値段です。

 

あったら便利、くらいのご紹介に留めておきますね…

 

ケージ

樹上棲爬虫類の飼育にあたり、ケージ選びは苦労する事柄の一つです(´`)

 

イグアナの場合、樹上棲だからといって縦長のケージを用意する必要はありません。

 

木の上にいる時、垂直にしがみついている訳ではないので、どちらかというと横幅重視で大丈夫です。

↑こちらはワイルドプラネットの120×60です。

 

他にもエーハイムというメーカーから、120×80のケージが販売されています。

 

※エーハイムのケージは見た目が綺麗ですが、ライト類の器具が取り付けづらい傾向にあります。

 

(ちなみに我が家は甘やかし飼育なので、インドシナウォータードラゴン1匹に、エーハイム120×80とforestaのミスト装置使ってます!笑)

 

生体の大きさやレイアウトにもよりますが、横120cm以上、縦60~80cmあれば飼育できます。

 

ケージは大きければ大きいだけ良いですが、小型の場合はもっと小さくて大丈夫です。

 

ただし大人のグリーンイグアナの場合は、対応できるケージが市販されていません。

 

園芸用の温室、オーダーで作る、部屋を1室明け渡す、放し飼い…といった感じです。

 

超大型犬用のケージ等を使う人もいます。

↑こちらは恐らく猫用ですが、組み木が沢山できそうです!

↑でか!!まず置く場所の確保からですね…

 

こういった柵のみのケージや放し飼いは、ガラスケージに比べ温度や湿度が安定しにくいです。

 

どんな飼育環境であっても、生体が自分で温度を選べるようにしてあげましょう。

 

どこかしらにバスキングライトを取り付けておけば、自分で暖まりに行きます。

 

湿度に関してはやはり加湿器を設置し、できるだけ乾燥を避けましょう。

 

最終手段は、爬虫類優先で家の中を熱帯気候にすることです…

 

飼育部屋、もしくは家全体をエアコンで爬虫類用の温度に設定します。

 

夏場は外の方が涼しい、なんてことも…

 

可愛い爬虫類の為に人間は扇風機で耐え抜きます!

 

かく言う我が家もそんな環境で暮らしております。

 

多頭飼育なので1つ1つのケージに保温球を取り付けるよりも暖房一括管理の方が電気代が安いのです…

 

飼い主側も熱中症には気を付けましょう!!

 

水入れ

身体が浸かれるくらいの大きさのものが理想です。

 

水入れから飲む子もいますし、飲まない子もいます。

 

また爬虫類は水入れの中で排泄する子も多いです。

 

特に大人のイグアナは力が強いため、引っくり返さないよう重さのある物が望ましいです。

 

出入りが難しくならないよう、背の高い水入れは避けましょう。

 

ホームセンター等で、コンテナに近い大きさのタッパーが売っています。

 

水の重さで重量が出ますし、それなりに扱いやすいです。

 

流木、シェルター

樹上棲イグアナにとってのシェルターは流木や植物になります。

 

流木は必須ですがメンテナンスのしやすさを考えると植物は必須という程でもありません。

 

ただ人工物でも植木でも、見栄えは格段に上がります!

↑こちらはGEXのジャングルプランツになります。

 

吸盤で取り付けられる仕様なので、お手軽です。

 

植木鉢をケージ内に入れるのも良いですが、生体に踏み倒されることもあり、ケージ内レイアウトは徐々に簡素になっていきます…笑

 

阿波游木

↑こちらのサイトは様々な流木をと取り扱っています。

 

大型の爬虫類にもぴったりな大きさの物も多いのでご参考までに。

 

床材

床材も様々あり悩むと思います。

 

見た目重視かメンテナンスのしやすさ重視か…

 

・ヤシガラ

ヤシガラは吸水性に優れ、ケージ内の湿度を保つのに最適です。

 

使用後は燃えるゴミとして廃棄出来るので処理も簡単です。

 

掃除の際は、排泄物などで汚れた部分だけ捨てればOKです。

 

・ペットシーツ

ペットシーツはびしゃびしゃにしない限り保湿性はありませんが、床材の誤飲の心配がありません。

 

※ただし万が一誤飲した場合、胃腸の中で水分を含んで詰まり、生体に命の危険が及ぶことを念頭においておきましょう!

 

汚れたら取り替えます。

 

・人工芝

ロールタイプのものであれば、ケージに合わせてカットできます。

 

まずペットシーツを敷き、その上にカットした人工芝を置きましょう。

 

排泄物が付着したら丸洗いし、下のペットシーツも取り替えます。

 

・黒土

生体の身体に土がつくと薄汚れた感じになってしまいますが、ダニが付きにくく床材としては優秀です。

 

掃除も排泄物や食べ残しを捨てればOKです。

 

日々の世話

飼育環境が整ったらいよいよ日々のお世話です♪

 

日々のお世話を通して、イグアナの健康チェックも行いましょう!

 

餌の種類

イグアナは基本草食動物なので野菜や果物を与えます。

 

幼体時には冷凍マウスやコオロギ等を食べる種類もいます。

 

グリーンイグアナは完全に草食です。

 

動物食を与えると、消化が追いつかなくなるので要注意です!!

 

トゲオイグアナ系は、幼体時はコオロギ等を好みます。

 

成体になったら野菜を中心にあげましょう。

 

小松菜やバナナをよく食べます。

 

イグアナ用の人工フードもあります。

食べやすいように浅目のの容器に入れ、水やフルーツジュースでふやかして与えます。

 

※食べる食べないは個体差があります。

 

餌の量と頻度

餌は基本的に毎日与えます。

 

成体には、なるべく野菜を多めに与え、バナナやりんごなどの果物は少なめが望ましいです。

 

食べる量は個体差がありますが、もし残したら腐る前に取り除きましょう。

 

餌は新鮮な物に限ります!

 

餌を食べない時

何故食べないか、原因を考えましょう。

 

温度や湿度など、飼育環境は適切か?

 

何かがストレスになっていないか?

 

単にお腹がすいていないだけ、ということもあります。

 

同じ餌に飽きてしまっているのなら、別の物を与えてみるのも一つの手段です。

 

また、グリーンイグアナの場合、色味の綺麗な餌をよく食べる傾向にあります。

 

調子が悪そうなら、速やかに病院に連れていきましょう!

CALOOペット

↑爬虫類も診てくれる病院を検索できます。

 

連れて行く前に、イグアナは診てくれるのか問い合わせすることをオススメします。

 

サプリメント

どうしてもカルシウムの摂取量が少なくなるので、週に1~2回はカルシウム剤を与えましょう。

 

餌に振りかけて与えます。

↑ビタミンD3配合のカルシウム剤なら1種類で済みます!

 

過剰摂取に注意!!

 

水の与え方

水入れの項目でも触れましたが、水入れから飲む子と飲まない子がいます。

 

どうしても個体差があるので、飼育しながらよく観察し、その個体に合わせて工夫するしかありません。

 

もし水入れから水を飲まないのであれば、給水してあげましょう。

↑こういった水差しを使い、直接飲ませます。

 

まず鼻の穴に水をかけ、それが水だと認識すると自ら飲みだします。

 

この商品は無印良品でも取り扱っているようです。

 

霧吹きでも代用できると思いますが、おそらく筋肉痛になります…

 

掃除の仕方

床材の掃除に関しては床材の項目で触れましたが、こまめにやりましょう。

 

特に排泄物や食べ残しは悪臭だけでなく、虫がわく原因にもなります。

 

ケージ本体の掃除やレイアウト品の消毒に、アルコール成分は使わないようにしましょう。

 

爬虫類専用の物か、煮沸消毒が基本となります。

↑ケージの消臭や、ケージ内、床材の除菌ができます。

 

植物性由来で、生体に悪影響がありません。

 

↑万が一ダニがついたら、こういったダニ駆除剤もあります。

 

飼育をする上での注意点

それなりに大きくなる爬虫類だということを理解してから飼いましょう!

 

とくにグリーンイグアナは安価で販売していますし、人に馴れやすいです。

 

安易にお迎えして、大きくなった時に手に負えなくなってしまう人もいます。

 

発情期のオスが攻撃的であること、樹上棲のため爪が鋭いということ等、覚悟しておきましょう。

 

 

また草食のため、歯がギザギザしていて、ご飯と間違われて噛まれるとかなり痛いです!

 

噛み傷で深手を負うと、綺麗に縫えないこともあるので、給餌の際はくれぐれもご注意を…(´Д`)

 

樹上棲イグアナ まとめ

基本的には攻撃性は少なく、見た目も恐竜のようでかっこいい魅力あるトカゲです。

 

爬虫類の中では比較的人に馴れやすく、環境さえ整えてあげれば飼育は難しくありません。

 

ただし、環境を整えることが大変だということは覚えておきましょう!

 

生涯の友に是非イグアナをヽ(*´∀`)ノ♪

 

仲良く暮らそうね♥

クレステッドゲッコー

カメレオン

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