ボールパイソンの生態と魅力

学名

学名 Python regius

和名 ボールニシキヘビ

英名 ボールパイソン(Ball python)

        ロイヤルパイソン(Royal python)

 

頭部を中にいれ、ボールのように丸くなる防御姿勢をとることが名前の由来です。

まるまってますね~(´▽`)

 

分類

 動物界(Animalia)

 脊椎動物門(Chordata)

亜門 脊椎動物亜門(Vertebrate)

 爬虫綱(Reptilia)

 有鱗目(Squamata)

亜目 ヘビ亜目(Serpentes)

 ニシキヘビ科(Pythonidae)

 ニシキヘビ属(Python)

 ボールニシキヘビ(Python regius)

 

ボア科である、という意見もありますが‥

パイソンはニシキヘビ類全般を指す呼称で、ボアは中南米に生息するニシキヘビの一種です。

ボア科とニシキヘビ科の主な違いは繁殖形態の違いです。

ボア科が胎生、ニシキヘビ科が卵生で、ボールパイソンは卵生です。

 

分布(生息地)

ボールパイソンは、ナイジェリア、コートジボワール、ブルキナファソ、その他広域の西アフリカを中心に生息しています。

また東アフリカにあたるウガンダ西部や、中部アフリカのコンゴ、北アフリカのスーダンなどにも。

この地図でいうと、真ん中から左側に掛けて多く生息しているようです。

西アフリカの気候は、熱帯気候で高温多湿です。

平均気温は30℃を超えるところが多いです。

標高が高い地域は比較的涼しく、湿度もそれほど高くありませんが、雨季には多くの地域で多湿になります。

中部アフリカは赤道直下に位置し、赤道アフリカとも呼ばれます。

こちらも熱帯気候です。

 

生態

ボールパイソンは、草原や木がまばらに生えている地域、農耕地周辺、または地下にあるネズミの巣穴などに住んでいます。

夜行性なので活動するのは主に夜間になります。

食性は動物食で、小型の哺乳類を食べます。

主に冬期に繁殖活動をし、1回に2~8個の卵を産みます。

オスは生後2年程、メスは生後3年程で性成熟します。

 

ボールパイソンの身体

全長は100~150cmで、最大全長は200cm。

飼育下では、2mを超える個体は中々お目にかかれません。

首は細いですが、幅広の頭にグラマーな胴体で迫力があります。

真ん丸のくりんとした瞳が魅力的です(*´∀`*)

 

 

知能

ボールパイソンは周囲の環境をよく感知し、注意を払い、学習能力も持っています。

ケージの扉や蓋にボールパイソンの身体が当たるなどして偶然隙間ができ、そこから脱走したとします。

すると、その方法を覚え、何度でも脱走しようとします。

鍵を取り付ける、立付けの良いケージを選ぶなどきちんと脱走防止に務めましょう。

 

聴覚

ボールパイソンは頭の両側に発達した内耳を持っています。

内耳だけでなく、身体の表面を使って空気振動や地表面の振動を感知しています。

ボールパイソンは40~2000ヘルツ周波数を聞き取ることができると言われています。

人間の声の周波数は、通常時300~700ヘルツです。

ボールパイソンに話しかけると、ちゃんと聞こえているということですね♪

さすがに何を言っているか理解はしてもらえませんが‥

 

視覚

瞳孔が楕円形なのは、ボールパイソンが光に敏感な証拠です。

まぶたが無いため、虹彩がシャッターの役割を果たし、敏感な網膜を守っています。

ボールパイソンの目は暗いところの方がよく見えます。

 

ピット器官

口の上に並んでいる穴が、ピット器官です。

ピット器官とは、赤外線を<視る>器官です。

ボールパイソンの餌となる小型哺乳類は恒温動物で、体温を一定に保てます。

その体温は38~42℃程で、外気温に比べ高いです。

ボールパイソンはこのピット器官を使って、周囲の温度より高い熱を感知して獲物を見つけます。

きっと、こんな風に見えているのでしょう(^ω^)

 

脱皮

ボールパイソンの脱皮は、一生涯、定期的に続きます。

成長過程だけでなく、繁殖・産卵、病気や怪我とも関連があります。

脱皮の流れ

第一段階‥全体的色つやがなくなり、腹部の鱗がプンク色を帯びてきます。

この時期、食欲が減退することがあります。

第二段階‥脱皮過程の中で、最も知られている段階です。

全体が色褪せ、目が青みがかった灰色になります。

これは、一番外側の古い皮膚とその下の新しい皮膚との間に、体液の膜ができるためです。

この段階の皮膚は脆く、怪我をしやすい状態です。

また、餌を食べないことがほとんどです。

この期間のボールパイソンの視力は弱く、普段おとなしい個体であっても、防衛反応として咬みつきやすくなることがあります。

第三段階‥この時点で新しい皮膚は完成しています。

身体全体の見た目は色つやのないままですが、目は濁りはなくなり、不透明ではなくなります。

古い皮を脱ぎ始めるまで、この状態は4~6日程続くことがあります。

第四段階‥いよいよ古い皮を脱ぎ始めます。

ボールパイソンは、ケージや水入れ等のレイアウト品に顔をこすりつけ、鼻と頭周辺から脱いでいきます。

見事な一本皮!

 

ケージ内の湿度が足りない場合、脱皮がうまくいかないことがあります。

脱皮がなかなか終わらない、ところどころがボロボロ剥けていくようであれば、飼育環境を見直してみましょう。

 

性格

ボールパイソンの性格はとてもおとなしく、臆病です。

大抵のヘビは恐怖を感じると威嚇しますが、ボールパイソンは防御姿勢をとります。

ただし、餌を食べる時は豹変し、勢いよく食いついてきます。

ヘビは睡眠状態から一瞬で攻撃体制に移ることができます。

これは、捕食のチャンスを逃さない為の野生の本能です。

 

ボールパイソンの魅力

見た目はもちろんですが、その飼いやすさも魅力の一つと言えるでしょう。

昼行性の爬虫類と比べ、最初に揃える飼育機材が少なく、餌も毎日でなくてOKです。

性格や扱いやすさには個体差がありますが、基本的におとなしい性格なのでハンドリング(触れ合い)も容易です。

ただし、過度な触れ合いはボールパイソンにとってストレスになるので、程々しましょう。

臭わない・鳴かない・手間がかからない、スペースをとらない、と飼いやすさの魅力をあげるときりがありません。

それでいて程よい迫力、可愛らしい顔つきと、魅力の尽きないボールパイソン。

ペット界で1,2を争う不動の地位を確立する日はそう遠くないでしょうヽ(*´∀`)ノ

 

ボールパイソンの生態 まとめ

爬虫類含むエキゾチックアニマルを飼育する際は、その生き物の元々の生態を知ることがとても重要です。

どういう気候や環境の元で、どのような暮らしぶりをしているのかを知っておくことで、あらゆる事態に対応できます。

不調に陥った際、何が原因なのか探るうえで、生態を知っておけば飼育環境の見直しができるからです。

温度・湿度は適正か?夜行性の生活リズムを崩すことはしていないか?

些細なことがストレスに繋がり、あらゆる不調を起こします。

時には命に関わることもあります。

そういった意味では、爬虫類はとても繊細と言えるでしょう。

元々の生態と、現在の飼育環境を照らし合わせ、対処していくことは必要不可欠です。

本来日本にいない生体を飼育するにあたり、その生体に適した環境を作りあげることは、飼い主の責任です。

犬や猫と違い、病院側で対処できることはそう多くありません。

ただし、飼育環境を見直すことで改善できることが多々あります。

大切なペットに健康でいてもらう為にも、生態に関してある程度理解しておきましょう!

いっそアフリカで一緒に暮らす?

こちらも是非ヽ(*´∀`)ノ↓

ボールパイソン まとめ

フトアゴヒゲトカゲの病気とその治療法

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